1.卑弥呼の都は?「邪馬台国卑弥呼の都を探す旅」は2016年の初旅です。
旅の手がかりとして、宮崎市の埋蔵文化財センター、考古博物館、弥生時代前後の古墳などをマークしました。
宮崎県の発掘調査報告書一覧に1997年から2014年までの発掘件数232件が報告されています。
宮崎県の発掘調査報告書一覧 宮崎市内には旧石器時代から古墳時代まで同じ所に重なって発見される遺跡が多く、ずいぶん昔から人が住んでいたことを改めて知りました。
また高速道路工事に伴う遺跡発現も多く、人里離れた處にも古代からの人々の暮らしがあったことにも驚きました。
正月三が日が終わった4日の早朝、鹿児島県鹿屋市からバスで、大隅平野のシラス台地を走り、宮崎県都城市に入りました。都城はかつて湖だったところで、上記発掘調査一覧の中で、縄文、弥生遺跡が重なっている個所は幾つかありましたが、盆地といわれる辺りに、石器時代を含むものはやはりありませんでした。ここでは出水という現在発掘中の所へ行ってみました。田だったところが広く調査され、火山の堆積物の種類でその場所の時代が判読されています。火山爆発の痕跡の帯が異なる色をみせていました。