18. 前方後円墳発生期の古墳 九州の4古墳4基
卑弥呼の墓が作られた頃の古墳を九州で探してみました。
3世紀までの古墳4基が宮崎以外の福岡と大分にありました。
1.那珂八幡古墳 (福岡市博多区那珂1丁目)
那珂八幡古墳は1971年、1985年の発掘調査で、前方後円墳出現期、発生期の前方後円墳であることが分かったそうです。はじめはホタテ貝型古墳と思われていたそうです。
古墳の上に神社、那珂八幡宮が建っていて、埋葬部の一部が建物の真下にあるなどで、規模、副葬品について、十分な調査はできていないこと、また、主体墳1号の北側に2号墳が見つかり、こちらも一部、社殿の真下にあることで、規模、副葬品について未だ不詳と録されています。埋葬については、割竹形木棺を石槨を造らず墳丘に直接埋葬する直葬形式で、棺内から三角縁神獣鏡と勾玉・管玉・ガラス製小玉が見つかり、朱なども検出され、色顔料が塗布された土師器の高坏も出土と記されています。
鏡面に残っていた繊維から、平絹、荢麻のことが判明したとされています。
詳しくはこちら
北東面
2.石塚山古墳 (福岡 京都郡苅田町富久町1丁目)
3世紀の前方後円墳、竪穴式石室、三角縁神獣鏡7面以上が見つかる、墳丁に人頭大の石が敷き詰められているとあります。墳長120メートル、後円部の径70メートル。
ちょっと歪んでいるようですが大きいです。
上に神社も建てられているようです。
3.赤塚古墳 川辺・高森古墳群 (大分宇佐市大字高森赤塚古墳)
6基の前方後円墳と約120基の円墳など
3世紀の前方後円墳
三角縁神獣鏡4面・三角縁龍虎鏡1面・碧玉管玉、鉄刀片
4.七ツ森塚古墳 (大分 竹田市西部の菅生地区の台地上)
古墳群とも書かれていますが、詳細は不明
写真は[全国古墳一覧」とgoogle earth 使用
卑弥呼の都を探す旅 目次へ